こんにちは、インテリアコーディネーターの翠川藍です。今回は、特別な贈り物にぴったりの胡蝶蘭の選び方についてお話ししたいと思います。
大切な人への贈り物は、いつだって悩むもの。どんなものを選べば喜んでもらえるだろう?と考えるのは、贈る側の楽しみでもあり、悩みでもあります。そんな時、胡蝶蘭はとても素敵な選択肢になります。
胡蝶蘭は、その美しさと優雅さから、お祝いや感謝の気持ちを伝える贈り物として人気があります。でも、いざ選ぼうとすると、色や大きさ、価格まで様々。「どれを選べば良いのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、胡蝶蘭選びのポイントを、贈る相手別にご紹介します。また、胡蝶蘭の種類や特徴、購入方法も合わせてお伝えしますね。私自身、大切な人へ胡蝶蘭を贈った経験もたくさんあります。そのエピソードも交えながら、胡蝶蘭ギフト選びのコツをシェアできればと思います。
最後まで読んでいただければ、きっとあなたにぴったりの胡蝶蘭が見つかるはず。贈る相手の笑顔を思い浮かべながら、一緒に素敵な胡蝶蘭を選びましょう。
胡蝶蘭が選ばれる理由とは?
花言葉と贈る意味
胡蝶蘭が贈り物として選ばれる大きな理由の一つが、その花言葉の素晴らしさ。「幸福が飛んでくる」「幸せが舞い込む」という、めでたい意味合いを持っています。
また、「純粋」「高潔」「威厳」といった言葉も胡蝶蘭の花言葉。その凛とした美しさから連想される、品格のあるイメージと重なります。
だからこそ胡蝶蘭は、お祝いや感謝、尊敬の気持ちを伝えるのにぴったりの贈り物なのです。
特別な日の贈り物
新築祝い、結婚祝い、就任祝い、長寿祝い、開店祝い、移転祝いなど…胡蝶蘭は、特別な門出やお祝いの日に欠かせない存在。
特に、大切なビジネスパートナーへの贈り物としても、胡蝶蘭は重宝されます。相手への感謝と祝福の気持ちを、上品に伝えられるのが魅力です。胡蝶蘭の持つイメージは、あらゆるお祝いのシーンに調和する、まさに万能な贈り物と言えるでしょう。
長く楽しめる魅力
胡蝶蘭は、切り花ではなく、植物そのものを贈るのが一般的。だからこそ、長く楽しめるのも大きな魅力の一つです。
適切なお手入れをすれば、胡蝶蘭は2か月以上にわたって美しい花を咲かせ続けます。贈った後も、相手の生活に寄り添い続ける贈り物。まるで、贈る側の気持ちが、胡蝶蘭と共に相手の元で生き続けるような、素敵な贈り物なのです。
私も、親しい友人の新築祝いに胡蝶蘭を贈ったことがあります。引っ越し後に遊びに行くと、大切そうに育てている姿を見られるのが嬉しかったですね。贈った胡蝶蘭が、友人の新生活に彩りを添えている…そんな風に感じられて、贈って良かったと心から思いました。
贈る相手別!胡蝶蘭の選び方
個人の贈り物
家族や友人、恋人など、個人的な繋がりのある相手に贈る場合は、相手の好みや部屋の雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめ。以下のようなポイントを参考にしてみてください。
- 明るい色合いが好きな人なら、ピンク系の胡蝶蘭
- シックな印象が好きな人なら、白や紫系の胡蝶蘭
- 部屋が広い人なら、大輪タイプや3本立ち以上
- 部屋が狭い人なら、ミニタイプや1本立ち
また、相手の性格やライフスタイルに合わせた選び方も大切。例えば、几帳面な性格の人なら、お手入れのしやすい品種を。多忙で植物の世話が苦手な人なら、管理が簡単なタイプを選ぶのが良いでしょう。
ビジネスシーンでの贈り物
ビジネスシーンでの贈り物は、品格と節度が大切。派手すぎず、かといって安っぽくない、上質な胡蝶蘭を選びましょう。色は白が無難ですが、ピンクや紫も柔らかな印象を与えられます。
また、ビジネスの贈り物は、輪数(花の数)に注目。基本的には、輪数が多いほど豪華で品格のある印象に。一般的には、3本立ち以上の胡蝶蘭が好まれます。予算に応じて、5本立ちや7本立ちなど、奇数の本数を選ぶのがポイントですよ。
立て札・メッセージの書き方
胡蝶蘭に添える立て札やメッセージカードは、贈る際の重要なマナー。基本的なルールは以下の通りです。
- 立て札の位置は、花の手前中央に。
- 宛名は「〇〇様」「〇〇御中」など、敬称を付ける。
- 差出人名は、個人なら「〇〇」、企業なら「株式会社〇〇」とシンプルに。
- メッセージは、シンプル明快に。お祝いの言葉や感謝の気持ちを簡潔に。
立て札やメッセージカードは、胡蝶蘭に込めた気持ちを伝える大切な手段。真心を込めて、丁寧に書くことを心がけましょう。
胡蝶蘭の種類と特徴を知ろう
色
胡蝶蘭の代表的な色は、白、ピンク、黄色、紫の4色。それぞれに、異なる印象や意味合いがあります。
- 白:純粋、清楚、神聖
- ピンク:優しさ、思いやり、温かさ
- 黄色:友情、感謝、歓迎
- 紫:高貴、威厳、権威
贈る相手や目的に合わせて、色を選ぶのがポイントです。例えば、結婚祝いなら純白の胡蝶蘭、古希祝いなら紫の胡蝶蘭がおすすめ。様々なシーンに合わせた色選びを楽しんでみてくださいね。
輪数
胡蝶蘭の輪数(花の数)は、贈る際の重要なポイント。一般的には、輪数が多いほど豪華で、お祝いの気持ちが強く伝わります。
代表的な輪数とその意味合いは、以下の通りです。
- 1本立ち:心からのお祝い
- 3本立ち:健康、長寿、多幸
- 5本立ち:深い感謝
- 7本立ち:格別の敬意
ただし、輪数が多ければ良いわけではありません。贈る相手や目的、予算に合わせて、バランスの取れた輪数を選ぶことが大切ですよ。
サイズ
胡蝶蘭のサイズは、主に3つに分けられます。
- ミニサイズ(3号鉢):高さ30~40cm程度
- 中輪サイズ(5号鉢):高さ50~60cm程度
- 大輪サイズ(8号鉢):高さ70~80cm程度
贈る相手の部屋の広さや、置く場所に合わせて、サイズを選びましょう。また、サイズが大きいほど、豪華で存在感のある印象になります。ビジネスシーンでの贈り物なら、中輪以上のサイズがおすすめです。
私は、両親の金婚式に胡蝶蘭を贈った時、大輪サイズの5本立ちを選びました。豪華な見栄えに、両親もとても喜んでくれたのを覚えています。50年という節目に、感謝の気持ちをしっかり伝えられた贈り物になったと思います。
胡蝶蘭の選び方:専門店 vs 通販
専門店のメリット・デメリット
胡蝶蘭を購入する際、専門店を利用するメリットは以下の通り。
メリット:
- 実物を見て選べる
- 店員に直接相談できる
- ラッピングを任せられる
- 立て札の作成を頼める
一方で、専門店にはこんなデメリットも。
デメリット:
- 店舗までの交通手段が必要
- 営業時間が限られる
- 価格が通販よりも高めの傾向
通販のメリット・デメリット
インターネットの通販で胡蝶蘭を購入するメリットは、以下の通りです。
メリット:
- 自宅にいながら注文できる
- 24時間いつでも注文可能
- 価格が比較的安い
- 配送先を指定できる
一方で、通販にはこのようなデメリットもあります。
デメリット:
- 実物を見られない
- 店員に直接相談できない
- 商品の状態が心配
- 配送中の事故のリスク
専門店と通販、どちらで購入するのが良いかは、人それぞれ。自分の状況やニーズに合わせて、選ぶのがおすすめです。
私自身は、両方を使い分けています。じっくり相談しながら選びたい時は専門店に足を運び、忙しくてなかなか外出できない時は通販を利用。それぞれの良さを活かしながら、胡蝶蘭選びを楽しんでいます。
まとめ
胡蝶蘭は、その美しさと花言葉の素晴らしさから、贈り物として大変人気があります。贈る相手や目的に合わせて、色や輪数、サイズを選ぶのがポイント。
個人への贈り物は、相手の好みや部屋の雰囲気を考慮して。ビジネスシーンでは、上品さと豪華さを兼ね備えた胡蝶蘭を選びましょう。
胡蝶蘭は、専門店と通販、どちらでも購入できます。メリットとデメリットを比較しながら、自分に合った方法で選ぶのが良いでしょう。
贈り物を選ぶ時は、いつも胡蝶蘭を候補に入れています。そのたびに、相手の笑顔を思い浮かべながら、どんな胡蝶蘭が喜んでもらえるか、わくわくしながら考えるんです。
大切な人への贈り物は、気持ちを込めて選ぶことが何より大切。そのお手伝いができたら嬉しいです。今回の内容を参考に、あなただけの特別な胡蝶蘭を見つけてくださいね。